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一年に一度のロマンスです♪・・・パート5

先ほどは、七夕には、願い事を書く理由について書きました。それでは、七夕はどうして「7月7日」なのでしょうか。
続いては、七夕の7月7日の日付けについて書いていきたいと思います。

★7月7日の秘密について

縁起物で笹竹を飾り、願い事を書いた5色の短冊を枝に飾ります。素麺も用意して、七夕の準備は万端とばかりに、夜空を見上げると、曇っていて何も見えない・・・。そればかりか、雨の日も少なくありません。
七夕の7月7日は、梅雨の最中」です。一年の一度の逢瀬(おうせ)なのに、これでは天の川も氾濫して、織女と牽牛が逢えないのではないか?と心配する人も中にはいらっしゃるのではないでしょうか。
実は、本来、七夕は現在の7月7日ではありませんでした。明治5(1872)年、政府が太陽暦(グレゴリオ暦)を採用したために、旧暦(太陰太陽暦)とずれてしまったのです。

かつての7月7日は、現在の8月20日頃です。本来は、夏真っ盛りの時期だったのです。夜空には、天の川を隔てて織女星と牽牛星が鮮やかに輝き、月は上弦(じょうげん)の月となります。上弦の月は上が欠けた半円で、まるで船のように見えたため、『万葉集』には、「天(あめ)の海に 月の船浮け 桂楫(かつらかぢ) かけて漕ぐ見ゆ 月人壮士(つきひとをとこ)」など、七夕と月を題材にした歌も数多く残っています。半円の月に牽牛が乗り、織女に逢いに行くように見えたのでしょう。星祭りにふさわしい夜だったことがわかります。

仙台の七夕祭りは、今も旧暦も意識してか、新暦の月遅れである8月7日前後に行われます。このように、今も8月に七夕を行う地域は少なくありません。しかし、一般的な七夕はやはり、7月7日でしょう・・・。気候と行事の日取りとが合わなくなってしまったのが、現在の七夕なのです。

今年は、旧暦の日取りに沿った8月20日頃に、夜空を見上げてみてはいかがでしょうか。例年とは違う織女星と牽牛星が見られるかもしれませんね。

あと、七夕は現在の暦ではなく、旧暦の七夕だったという話はいたしました。それでは、続いては、この旧暦について書いていきたいと思います。

★月の満ち欠けと四季を重視した日本の旧暦について

現在、私たちが使っている暦は、16世紀にローマ教皇・グレゴリウス13世が制定した太陽暦のひとつ、「グレゴリオ暦」です。日本では明治5年に採用され、それ以前の暦は「旧暦」と呼ばれるようになりました。しかし、現在までに日本の暦は10回も変えられていて、一般に「旧暦」という場合は、今の暦のひとつ前の「天保暦」を指します。これは、太陰太陽暦でした。
太陰太陽暦とは、365日周期の太陽の動きを基にした「太陽暦」と、29日半周期の月の満ち欠けを基にした太陽暦を組み合わせた暦です。月の周期や四季を大切にする日本人にとって、太陽暦だと月の周期と季節が合わなくなります。一方、太陰暦では、1年に10日以上ずれ、17年経つと季節が逆転してしまいます。
そこで、太陰暦に閏月を加え、季節のずれを調整した太陰太陽暦が使われてきたのです。四季の移ろいを感じられる旧暦は、今も占いや伝統行事の世界に息づいています。

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